スポーツ仲裁の緊急仲裁手続
この度他の弁護士と共同してスポーツ仲裁の緊急仲裁手続(日本代表選考:選手側)の代理人を務め、無事主張が全面的に認められ、その内容が公開されました。
https://www.jsaa.jp/award/AP-2026-012.html
スポーツ仲裁とは、スポーツ競技またはその運営に関して競技団体またはその機関が競技者等に対して行った決定を争い、公益財団法人日本スポーツ仲裁機構(以下、「仲裁機構」といいます。)という機関において解決を図る手続きになります。
このスポーツ仲裁の対象となる競技団体等の競技者等に対する決定には上記仲裁判断のように日本代表の選考に関する決定も含まれるところ、日本代表選考に関する決定は争っても、仲裁判断が出る前に大会が終了してしまうと、選手を救済することができません。
そこで早急に解決が必要な事案であると仲裁機構が判断した場合は緊急仲裁手続を進めることが可能となり、通常の仲裁手続よりも迅速に手続が進行し、仲裁判断が出されます(今回私が代理人を務めた事案も仲裁申立から仲裁決定までに1月も経過しておりません)。
緊急仲裁手続が認められる事案は限定されますが、このように早期に仲裁判断が出される手続が用意されている点もスポーツ仲裁手続の大きな特徴の1つといえます。迅速に手続が進む分代理人弁護士も短い期間のうちに主張を整えると共に的確な証拠を早期に収集・提出する必要があり、そのためにはスポーツ法務についての知見や経験は欠かせないところです。
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